トゥーランドット指揮・演出

指揮

倉知竜也(くらちたつや)
倉知竜也(くらちたつや)

名古屋芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学音楽学部理論部門研究生修了。名古屋二期会、名古屋オペラ協会、名古屋演奏家ソサエティーなどの公演で外山雄三、星出豊、故 佐藤功太郎、松尾葉子、竹本泰蔵、古谷誠一各氏らの副指揮を担当し研鑽を積む傍ら、1985年オペラ「ジャンニ・スキッキ」(プッチーニ作曲)を指揮しデビュー。オペラと現代音楽の分野を中心にオーケストラ、吹奏楽、マンドリン・オーケストラ、合唱、フルート・オーケストラ等多岐にわたる指揮活動を行っている。
また初演の指揮も数多く手がけ、「クラリネット協奏曲」(ブラッヒャー作曲)、「インテクステリア第3番」(故 江村哲二作曲)、オペレッタ「のはらひめ」(寺岡悦子作曲)、
昨年末の「おんな忠臣蔵」(森彩音作曲)全4公演等の初演は話題となった。
また故 林光、 池辺晋一郎、尾上和彦各氏ら作曲家の指揮する公演のサポートも務める。
故・山田一雄、古谷誠一各氏より指揮の指導を受ける。
作曲家として6つのオペラを含む百作以上の委嘱作品をはじめ多くの賞歴があり、邦楽器とオーケストラのコラボレーション作品も手がけている。また編曲家として数多くの作品を提供し、合唱のための編曲作品も20以上冊出版している。
日本作曲家協議会会員。

演出

髙岸未朝(たかぎしみさ)
髙岸未朝(たかぎしみさ)

東京都生まれ。明治大学文学部演劇学専攻卒業。劇団俳優座研究所文芸演出部修了。両親が画家という環境で幼少時から絵筆を持つ生活を送り、芸術の道へと目醒める。
学生時代より舞台活動を開始し、脚色・演出を手掛けると同時に女優として舞台に立つ。銀座みゆき館主催の大学演劇フェスティバルでは、ルナティック・シアターの女優として主演、過去最高の50余りの応募劇団を抑えて優勝を飾った。
その後「フィガロの結婚」の演出によりその力を認められ、活動の場を主にオペラ、オペレッタへと移行する。演出作品として、レハール作曲「メリー・ウィドウ」、モーツァルト作曲「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」「魔笛」、オッフェンバック作曲「天国と地獄」、ビゼー作曲「カルメン」、プッチーニ作曲「ラ・ボエーム」、メノッティ作曲「電話」、林光作曲「あまんじゃくとうりこひめ」、オルフ作曲「カルミナ・ブラーナ」、ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」、マスカーニ作曲「友人フリッツ」、ストラヴィンスキー作曲「結婚」、長谷川孝治作『湖の秋』、ダリオ・フォ作『主人は浮気なテロリスト!?』、サマセット・モーム作『コンスタントワイフ』など多数。
1996年には、團伊玖磨作曲・指揮「素戔鳴(すさのお)」を演出。神話発祥の地、島根県で上演し好評を博す。2004年6月には小劇場オペラシリーズ・マスカーニ作曲「友人フリッツ」で新国立劇場にデビュー。2009年6月にはモンテヴェルディ作曲「ウリッセの帰還」をヘンツェ編曲版で日本初演、各紙で絶賛される。
活動の場はオペラに留まらず、演劇やコンサートと幅広く、脚色・ステージング・振付と多岐にわたる。
現在、東京芸術大学オペラ科、国立音楽大学演奏学科、日本オペラ振興会育成部、劇団俳優座演劇研究所、劇団若草各講師。劇団俳優座文芸演出部所属。

合唱指揮

近藤惠子(こんどうけいこ)
近藤惠子(こんどうさとこ)

1968年、新任音楽教諭として岡崎高校に着任以来、コーラス部を全国トップレベルの合唱団へと育てる。
「World Choir Games(合唱オリンピック)では青年混声部門日本代表として岡崎高校コーラス部を率いて出場、5大会連続の金メダル、3度のワールドチャンピオンに輝き、優秀指揮者に与えられるConductors -Prizeを受賞した。今年度11月に行われた「Busan Choral Festival ’& Competition 2011(釜山合唱世界大会)」でも岡崎高校コーラス部を混声部門優勝に導き、全部門を通じてのベストコンダクター賞を受賞している。また「全日本合唱コンクール全国大会」では、2006年に岡崎混声合唱団を、2008年に岡崎高校コーラス部を、部門一位である文部科学大臣賞に導いている。
オーケストラの合唱指揮指導者としても、(故)佐藤功太郎、(故)若杉弘、ヤン・クレンツ、ゲルハルト・ボッセ、小林研一郎、尾高忠明、ティエリー・フィッシャー各氏からの信頼も厚く、数多くの指導依頼を受けている。ソリストとしても、ソロリサイタルや名古屋二期会会員としてオペラ活動を活発に行い、歌唱力・演技力ともに高い評価を得ている。
豊川コールアカデミー、豊川で第九を歌う会、三河市民合唱クラブの常任指揮者としても活躍。声楽を瀬山詠子、(故)R.リッチの各氏に師事。豊川市文化奨励賞、岡崎市教育文化賞、愛知県教科教育功労賞、中日教育賞を受賞。
現在岡崎高校、名古屋芸術大学非常勤講師。

トゥーランドットキャスティング

トゥーランドット(中国皇帝の姫)  ソプラノ

並河寿美(なみかわひさみ)
並河寿美(なみかわひさみ)

兵庫県立西宮高校音楽科卒業、大阪音楽大学卒業、同専攻科、同大学院オペラ研究室修了。神戸・灘ライオンズクラブ音楽賞、兵庫県芸術奨励賞、音楽クリティック・クラブ賞、神戸市文化奨励賞 他受賞。
『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『イドメネオ』『コジ・ファン・トゥッテ』『ファルスタッフ』『ドン・カルロ』『仮面舞踏会』『カヴァレリア・ルスティカーナ』『外套』『マリア・ストゥアルダ』『ラ・ファヴォリータ』ほか、『修道女アンジェリカ』『カルメン』『ルサルカ』等のタイトルロール等、多数に出演。
その他、新国立劇場主催公演『おさん-心中天網島より-』(世界初演)おさん、『蝶々夫人』蝶々夫人で出演。また東京都交響楽団 コンサートオペラ『トスカ』において故ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ氏と共演。びわ湖ホール・神奈川県民ホール共同制作公演『トゥーランドット』『アイーダ』(沼尻竜典/指揮・粟國淳/演出)、『タンホイザー』(沼尻竜典/指揮・ミヒャエル・ハンペ/演出)に出演。セントラル愛知交響楽団第100回記念定期演奏会『フィデリオ』(齋藤一郎/指揮)にレオノーレ、東京アカデミッシェカペレ『さまよえるオランダ人』ゼンタ、兵庫県立芸術文化センタープロデュース公演『蝶々夫人』『魔笛』『メリー・ウィドウ』『トスカ』で出演し、各方面より好評を得る。
更にズービン・メータ指揮によるNHK交響楽団 ベートーヴェン交響曲第9番、大野和士 “サントリー音楽賞受賞記念演奏会” マーラー交響曲第2番『復活』(大野和士/指揮・東京フィルハーモニー交響楽団)のソリストを務め、いずれも好評を博す。
その他コンサートでは、モーツァルト『レクイエム』、ハイドン『四季』、メンデルスゾーン『エリア』、オルフ『カルミナ・ブラーナ』、ベートーヴェン『荘厳ミサ曲』、ドヴォルザーク『スターバト・マーテル』、ヴェルディ『レクイエム』、ブラームス『ドイツ・レクイエム』、ブリテン『戦争レクイエム』他のソリストをつとめる。
リリコ・スピントでありながらも、強さの中にドラマを描ける表現力を持つ稀有な存在であり、今後益々の飛躍が大いに期待されている。
東京二期会会員、大阪音楽大学准教授、愛知県立芸術大学非常勤講師。

平野雅世(ひらのまさよ)
平野雅世(ひらのまさよ)

大阪音楽大学卒業。イギリスへ留学。関西二期会「ラ・ボエーム」ミミで本格的オペラデビュー後、川西市文化財団「アイーダ」、河内長野市文化振興財団「蝶々夫人」「椿姫」「トゥーランドット」の各タイトルロールで出演。主演した第18回みつなかオペラ「アイーダ」が音楽クリティック・クラブ奨励賞受賞。他に関西二期会「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァン二」「コジ・ファン・トゥッテ」「つばめ」、広島オペラルネッサンス「ボエーム」「カルメン」、堺シティオペラ「サンドリヨン」等多数出演。また「第9」「レクイエム」のソロ、「西本智実in南座」(語り:黒柳徹子、案内:中井美穂、衣装:コシノヒロコ)蝶々夫人役、「全国二期会サミットコンサート(東京文化会館)」等に出演。2013年2月河内長野市文化振興財団「トスカ」、10月ザ・カレッジオペラハウス「ピーター・グライムズ」、12月仙台市文化事業団オペラ「支倉常長・遠い帆」出演予定。

宮川むつみ(みやかわむつみ)
アンダー
宮川むつみ(みやかわむつみ)

愛知県立豊橋東高等学校卒、武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科卒業。紫音会~オペラへのいざない~、豊橋音楽連盟コンサート、むさしのコンサートをはじめ、豊橋を中心に 浜松、名古屋等でも様々なコンサートに出演している。
2000年、日中合作オペラ 「蓬莱の国」 では日本側主役を務めた。
毎年、夏にはイタリアへ渡り研鑽を積んでいる。アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽監督、F・ファパンニ氏に認められ、氏の指導の下、各氏に師事している。
また、声楽家としての活動と共に、不動院幼稚園教頭として園児の音楽指導にあたっている。

カラフ(ダッタンの王子・テイムールの息子)    テノール

岡田尚之(おかだなおゆき)
岡田尚之(おかだなおゆき)

東京藝術大学大学院修士課程声楽専攻修了、新国立劇場オペラ研修所修了。
平成18年度文化庁新進芸術家海外留学制度にて留学。第21回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞。第14回ジュゼッペ・ディ・ステーファノ国際声楽コンクール特別審査員賞受賞。第3回マダム・バタフライ国際コンクールin長崎第2位入賞。
「蝶々夫人」ピンカートン役で林康子氏と共演しプロデビュー。以後、各地のオペラ公演でプリモテノールとして活躍。その他コンサート等出演多数。メディアでも、宮﨑あおい主演のNHKドラマ「蝶々さん」にピンカートン役で出演。
海外では、イタリアのカルロ・フェリーチェ劇場で「ジャンニ・スキッキ」リヌッチョ役で国際デビュー。同劇場では、現代作品を含む5演目に関わり、30回の公演に出演し、非常に高く評価された。
上品なリリコ・スピントの声と、豊かな音楽性、美しい語り口(ディクション)は、常に聴衆や専門家から高い評価を受けている。

笛田博昭(ふえたひろあき)
笛田博昭(ふえだひろあき)

名古屋芸術大学、同大学院修了。2003年名古屋芸術大学特別公演「トゥーランドット」カラフでオペラデビュー。その後「ラ・ボエーム」のロドルフォ、「カルメン」ドン・ホセ、「トスカ」カヴァラドッシ、「ラ・ジョコンダ」のエンツォを始め数々のオペラに出演。また多数のホールオペラやコンサート、2009年にはK-BALLET COMPANYのバレエ公演「第九」、東京フィルハーモニー交響楽団「第九」に出演。その後2度のイタリア留学をはさみ2010年藤沢市民オペラ「道化師」カニオ、2012年西本智実プロデュース「蝶々夫人」ピンカートン、2013年2月には藤原歌劇団「仮面舞踏会」リッカルドに出演(予定)。
第37回イタリアコンコルソ・イタリア大使杯、第9回マダム・バタフライ世界コンクール(モルドヴァ大会)第1位、2008年愛知県芸術文化選奨「文化新人賞」、第20回五島記念文化賞オペラ新人賞、2012年10月文化庁新進芸術家海外研修より帰国。

二塚直紀(につかなおき)
アンダー
二塚直紀(にづかなおき)

大阪芸術大学卒業。平成16年度大阪舞台芸術新人賞受賞。平成22度平和堂財団芸術奨励賞受賞。「カルメン」ドン・ホセ、「ノルマ」ポリオーネ、「トゥーランドット」ポン、「セヴィリアの理髪師」アルマヴィーヴァ伯爵、「トリスタンとイゾルデ」若い水夫の声、「ルル」売春斡旋業者、「ナクソス島のアリアドネ」舞踏教師、「アイーダ」伝令、「椿姫」アルフレードなど様々な作品のオペラに出演するほか、ベートーヴェン「第九」、マーラー「大地の歌」、プッチーニ「グローリア・ミサ」、ブルックナー「テ・デウム」、リスト「ファウスト交響曲」のテノールソリスト、また、びわ湖ホール開館10周年ガラコンサート、兵庫県立芸術文化センター・ワンコインコンサート、関西フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会・ワーグナー「ジークフリート」第一幕ミーメ役など各種演奏会に出演、好評を得ている。関西二期会会員。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。

宮崎智永
アンダー
宮崎智永(みやざきともなが)

愛知県文化振興事業団主催公演(’12年『ランメルモールのルチア』エドガルド役アンダー他)を中心に、全国多数のオペラに出演している。あいちトリエンナーレ2010 『ホフマン物語』ではコシュニーユ/ピティキナッチョの二役を演じ、「音楽の友」誌で「芸達者な歌い手」と頌される。第10回大阪国際音楽コンクールではEspoir賞(’09年度日本人男声最高位)を受賞。’11年のVicenza国際音楽祭(世界遺産 オリンピコ劇場)には日本代表として出演。
三河市民オペラにおいては、’09年『カルメン』のレメンダード役、’12年3月の『プッチーニの最高傑作オペラコンサート』等に出演し、その高い演奏技術と気さくで誠実な人柄で聴衆のみならず関係者にもファンを増やしている。
現在マルチェッラ・レアーレ氏に師事。

皇帝アルトゥム(中国の皇帝・トゥーランドットの父)テノール

鈴木俊也(すずきとしや)
井原義則(いはらよしのり)

愛知県立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業、同大学院修了。ウィーン・ゲーテアニッシェスコンセルヴァトリウム卒業。
ドヴォルザーク「レクイエム」でデビュー。オペラでは、モーツァルトの四大オペラの主役など多数、邦人作品「織部焼文様(古田織部)」、「民吉(民吉)」、など、オペレッタでは「こうもり(アイゼンシュタイン)」、「メリー・ウィドウ(ダニロ)」、など、ミュージカルでは「ウエストサイド物語(トニー)」、「ファンタスティックス(マット)」、などの大役をこなし、いずれも好評を博す。
リサイタル(美しき水車小屋の娘など多数)、ジョイントリサイタル(詩人の恋など)をはじめ、その他のコンサート多数。
ドイツ、オーストリア、ニュージーランド、ウクライナ、ハワイでもコンサート開催。また、オペラ演出家としても活躍中。
第2回名古屋市芸術創造賞受賞。 現在、愛知県立芸術大学・名古屋芸術大学・南山高等中学校非常勤講師。

鈴木俊也(すずきとしや)
鈴木俊也(すずきとしや)

愛知教育大学音楽科を卒業後、名古屋二期会に所属。1998年「天国と地獄」でデビュー。その後、「魔笛」「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「ナブッコ」「カルメン」「ラ・ボエーム」「真夏の夜の夢」「ヘンゼルとグレーテル」「こうもり」「ジプシー男爵」「なよ竹の輝夜」「森は生きている」などのオペラに出演。また、名古屋発の創作オペラの初演にも数多く参加。
コンサートでは、名古屋二期会主催の「ニューイヤー・コンサート」「サマー・ガラ・コンサート」をはじめ各種のコンサートに出演。
また、県内各地の合唱団では指揮者、合唱指導者として、小学校や中学校では吹奏楽部やマーチング・バンド部の指導者としても活動している。現在、名古屋二期会会員、常任理事。安城音楽協会会員。西尾市立荻原小学校勤務。

ティムール(ダッタンの王)  バス

伊藤貴之(いとうたかあき)
伊藤貴之(いとうたかゆき)

名古屋芸術大学声楽科卒業。同大学院修了。第48回日伊声楽コンコルソ第2位入賞。第41回イタリア声楽コンコルソ金賞受賞。愛知県芸術劇場主催公演「椿姫」にて医師役でデビュー。これまでに「フィガロの結婚」「ドン ジョヴァンニ」「魔笛」「清教徒」「愛の妙薬」「ナブッコ」「リゴレット」「アイーダ」「ラ ボエーム」「トゥーランドット」「カルメン」などに主要な役で出演する。また第九、モーツァルト、ヴェルディの「レクイエム」、メサイアなどにソリストとして出演。2008年カナダ・モントリオールで行われた「若手オペラ歌手コンサート」に出演し好評を博す。2012年8月大田区民オペラ「トゥーランドット」にてティムール役で出演。2012年9月愛知県芸術劇場にて「ランメルモールのルチア」にてライモンド役を好演。声楽を澤脇達晴、中島基晴、R・ヴァスタ、G・ ロールミの各氏に師事。豊田市在住。

大澤恒夫(おおさわつねお)
大澤恒夫(おおさわつねお)

神奈川大学工学部卒業。北村想書き下ろし作品を上演する都内劇団にて舞台活動を始め、その後オペラに転向。
イタリアへ留学し、故パリデ・ヴェントーリ氏の下でメロッキメソッドの基礎を学ぶ。スポレート歌劇場出演者オーディションに合格し、ヴェルディ「オベルト・サンボニファーチョ伯爵」に、表題オベルト役でスポレート歌劇場と東京新国立歌劇場の両公演に出演。また、二期会本公演出演オーディションに合格し、「ジャンニスキッキ」のベット役でデビュー、同時に正会員となる。バス・バリトンとしてレパートリーはセリアからブッファまで幅広い。また、第九、モーツァルト、ヴェルディ、フォーレのレクイエムのバスソロや、東宝ミュージカル(帝国劇場)へも出演するなど、活動は多岐にわたる。二期会会員。東京室内歌劇場会員。

リュウ(ダッタンの宮廷に仕えていた女奴隷)    ソプラノ

高橋絵理(たかはしえり)
髙橋絵理(たかはしえり)

国立音楽大学、同大学院声楽専攻オペラコース修了。
新国立劇場オペラ研修所第10期性修了。
日伊声楽コンコルソ第3位、静岡国際オペラコンクール第3位、オーディエンス賞。
「フィガロの結婚」伯爵夫人、「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナ。
東京二期会。

吉田恭子(よしだきょうこ)
吉田恭子(よしだきょうこ)

国立音楽大学声楽科、同大学大学院オペラ専攻修了。第40期二期会オペラスタジオ研究生修了。’97年イタリアへ留学、エウジェーニォ・フルロッティー,マリア・キアーラ,レナータ・スコット各氏に師事。イタリア各地でコンサートに出演。第33回日伊声楽コンコルソ第2位,第5回ラッコニージ国際音楽コンクール,第1回ヴィニョーラ声楽コンクール共に1位なし第2位,第13回奏楽堂日本歌曲コンクール奨励賞,他多数入賞。[コシ・ファン・トゥッテ]フィオルディリージ,[セヴィリアの理髪師]ロジーナ,[フィガロの結婚]伯爵夫人,[魔笛]パミーナ,[トゥーランドット]リュー,二期会公演 宮本亜門演出[ドン・ジョヴァンニ]ドンナ・アンナ,[カルメン]フラスキータ,]皇帝ティトの慈悲]ヴィッテーリア,佐渡裕指揮[ヘンゼルとグレーテル]露の精,[ラ・ボエーム]ミミ,[ノルマ]タイトルロール,[ドン・パスクワーレ]ノリーナ役等,第九,モーツァルト戴冠ミサ,レクイエム,ヴェルディレクイエム等ソリストに出演。二期会会員。

加藤智子(かとうもとこ)
アンダー
加藤智子(かとうもとこ)

豊橋市出身。桜丘高等学校音楽学科卒業。
日本大学芸術学部音楽学科声楽コース卒業、同大学大学院芸術学研究科音楽芸術専攻博士前期課程首席修了。定期演奏会、卒業演奏会、修了演奏会に出演。同大学第94回定期演奏会にてZ・コダーイ作曲「ミサ・ブレヴィス」にソプラノソリストとして出演。二期会オペラ研修所予科修了。第17回日本クラシック音楽コンクール全国大会大学の部第3位。(1位、2位なし)
第63回全日本学生音楽コンクール声楽部門東京大会大学・一般の部入選。オペラではモーツァルト作曲「魔笛」パミーナ、「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ等で出演。佐々木伸、渡辺馨、林八重子の各氏に師事。

ピン(宰相)  バリトン

塚本伸彦(つかもとのぶひこ)
塚本伸彦(つかもとのぶひこ)

名古屋芸術大学音楽学部声楽科卒業。米・イーストマン音楽学校にて修士号を取得後、マンハッタン音楽院でProfessional Studiesのディプロマを取得。在米中にはNew York City Opera等数々の劇場でオペラやコンサートに出演。帰国後には劇団四季の舞台にも出演するなど、ミュージカルの分野にも進出、活動の幅を広げている。最近では、ブリテン「真夏の夜の夢」(デメトリアス)、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」(レポレッロ)、「フィガロの結婚」(フィガロ、アルマヴィーヴァ伯爵)、プッチーニ「ラ・ボエーム」(ショナール)等のオペラに出演する傍ら、プッチーニ「グロリア・ミサ」、フォーレ「レクイエム」等、合唱曲のソロもつとめる。
一方、声楽ソリストとしての精力的な活動以外に、アメリカで習得した最新のディクション(歌唱の為の発音法)を生かして英語歌唱の指導者としても活躍。声楽をアシュリー・パトナム、デイル・ムーア、岩森榮助、濱名周子の各氏に師事。また英語ディクションをキャサリン・ラバフ博士に師事。現在、名古屋芸術大学・大学院非常勤講師。

中野嘉章(なかのよしあき)
中野嘉章(なかのよしあき)

大阪府出身。大阪芸術大学音楽学科卒業、同演奏専行科首席修了。名古屋芸術大学声楽研究生首席修了、同大学院音楽研究科オペラ専攻修了。日本クラシック音楽コンクール第3位(最高位)。愛知県尾東音楽コンクール・長江杯国際音楽コンクール各第1位。大阪国際音楽コンクール・神戸国際音楽コンクール各第2位。長久手国際オペラ声楽コンクール入選等様々なコンクールに入選、入賞する。
オペラ『魔笛』デビューし『フィガロの結婚』『カルメン』『トゥーランドット』『ジャンニスキッキ』『ルサルカ』『椿姫』等の他にベートーヴェンの『第九』やフォーレ『レクイエム』のソリストに出演。
現在堺シティオペラ、名古屋二期会、日本演奏連盟各会員。(財)神戸市混声合唱団団員。

パン(料理担当大臣) テノール/バリトン

能勢健司(のせけんじ)
山田正丈(やまだまさたけ)

名古屋芸術大学音楽学部声楽科卒業。
「ラ・ボエーム」(ロドルフォ)、「蝶々夫人」(ピンカートン)、「トゥーランドット」(カラフ)、「ジャンニ・スキッキ」(リヌッチオ)、「カルメン」(ドン・ホセ)、「道化師」(カニオ)、「コシ・ファン・トゥッテ」(フェランド)、「ミカド」(ナンキプー)「メリー・ウィドー」(カミーユ)「香妃」(乾隆帝)等のオペラに出演。
第18回イタリア声楽コンコルソ、イタリア大使杯受賞。
第5回マダムバタフライ世界コンクール日本代表。

宮崎智永(みやざきともなが)
宮崎智永(みやざきともなが)

愛知県文化振興事業団主催公演(’12年『ランメルモールのルチア』エドガルド役アンダー他)を中心に、全国多数のオペラに出演している。あいちトリエンナーレ2010 『ホフマン物語』ではコシュニーユ/ピティキナッチョの二役を演じ、「音楽の友」誌で「芸達者な歌い手」と頌される。第10回大阪国際音楽コンクールではEspoir賞(’09年度日本人男声最高位)を受賞。’11年のVicenza国際音楽祭(世界遺産 オリンピコ劇場)には日本代表として出演。
三河市民オペラにおいては、’09年『カルメン』のレメンダード役、’12年3月の『プッチーニの最高傑作オペラコンサート』等に出演し、その高い演奏技術と気さくで誠実な人柄で聴衆のみならず関係者にもファンを増やしている。
現在マルチェッラ・レアーレ氏に師事。

ポン(配膳担当大臣)  テノール

中井亮一(なかいりょういち)
中井亮一(なかいりょういち)

名古屋芸術大学声楽科首席卒業、同大学院修了。ミラノ・スカラ座音楽院オペラ研修所修了。「魔笛」タミーノ(名古屋/沖縄)、「タンクレーディ」アルジーリオ(東京文化会館)、「椿姫」アルフレード(ミラノ/浜松/京都/広島/他)などで主演、2012年には藤原歌劇団公演「夢遊病の女」エルヴィーノ役で新国立劇場に初出演・初主演を果たす。また「蝶々夫人」ゴロー(八王子/愛知芸文)、「道化師」ペッペ(ミラノ/長久手/他)など20余りの役柄でオペラに出演。2013年も「セヴィリアの理髪師」(兵庫/名古屋)、「Cosi fan tutte」(名古屋)、「イドメネオ」(大阪)など各地で出演が予定されている。
名古屋芸大講師(声楽/オペラ)。藤原歌劇団正団員。日本ロッシーニ協会会員。NHK全国学生音楽コンクール審査員(’09~’11)。中日文化センター講師(豊田)。
公式HP[http://www.tenore-nakai.net]

二塚直紀(につかなおき)
二塚直紀(にづかなおき)

大阪芸術大学卒業。平成16年度大阪舞台芸術新人賞受賞。平成22度平和堂財団芸術奨励賞受賞。「カルメン」ドン・ホセ、「ノルマ」ポリオーネ、「トゥーランドット」ポン、「セヴィリアの理髪師」アルマヴィーヴァ伯爵、「トリスタンとイゾルデ」若い水夫の声、「ルル」売春斡旋業者、「ナクソス島のアリアドネ」舞踏教師、「アイーダ」伝令、「椿姫」アルフレードなど様々な作品のオペラに出演するほか、ベートーヴェン「第九」、マーラー「大地の歌」、プッチーニ「グローリア・ミサ」、ブルックナー「テ・デウム」、リスト「ファウスト交響曲」のテノールソリスト、また、びわ湖ホール開館10周年ガラコンサート、兵庫県立芸術文化センター・ワンコインコンサート、関西フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会・ワーグナー「ジークフリート」第一幕ミーメ役など各種演奏会に出演、好評を得ている。関西二期会会員。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。

役人   バリトン

李宗潤(りーじょんゆん)
李宗潤(りーじょんゆん)

ソウル出身。韓国・長老会神学大学卒。ドイツ・カッセル市立音楽院ディプロマを最優秀で取得。ドイツ留学中にリヒャルト・ワーグナー財団・カッセル市奨励財団奨学生に選ばれる。オペラではカッセルにて『ヴィクトリアと騎兵隊』クンラント、『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ、セヂョン芸術劇場『アー・コグリョ、コグリョ』ゲイッ将軍、『ヘンゼルとグレーテル』ペーター等に出演。コンサートでは、オルフ「カルミナ・ブラーナ」、メンデルスゾーン「詩篇115番」などの宗教曲ソリストを務める。その他に世界音楽フェスティバル2005、韓国MBC放送、2010名古屋フィルハーモニーコンサートin桑名での出演や、リサイタルを定期的に開催している。二期会サロンコンサート、渋谷シティオペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』アルフィオに出演。来る2月、二期会本公演『こうもり』に出演予定。二期会会員。